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とあるスーパーのお話

 

人口5000人の町のスーパーのお話し。

 

 

 

情報は少ないですが、この規模だと年商いくらぐらいのイメージでしょうか?

このスーパーとは山梨の北杜市、八ヶ岳周辺に実際にあるのスーパーの話となっております。

 

私自身、3回ほど、このスーパーが取り上げられている場面を見ております。

 

 

 

スーパーに来ていた買い物客に話を聞いていると、店内放送の声に気持ちがこもっていてワクワクしちゃうんだ。

 

あのパフォーマンスは活気があって、つい余計なものまで買ってしまうんです。と話されていました。

 

どんなパフォーマンスなのか?

 

 

 

店内放送①

 

『たくさんのお客様にこのパンの棚はいつでも空っぽだけどいつ売っているんだ、今!たった今焼き立てが来ました』

 

なんと、この放送で5分も立たずに20斤すべてのパンが完売となりました。

 

 

 

店内放送②

 

『最高の素材で作り上げた歴史的メンチカツ』

 

『世界に誇る職人たちが握りたてのお寿司』

 

こんなキャッチーな言葉のチョイスによって、買い物客は“買わないとなくなっちゃう”“食べてみたい”⇒買ってみようと瞬時に判断されているようでした。

 

 

 

店内放送以外の愉快な取り組みとして“野菜にはPOP(看板)”をつけて販売をしていました。

 

“野菜も人間も作り手、そう、親に似る。真直ぐに前を見据える生産者が作る野菜は真直ぐに育つ。

 

○○さん(地元農家の方)が育てた農薬不使用のお野菜たち”というPOPがついています。

 

お客様もネーミングが衝撃的でついつい買ってしまうのよと言っていました。

 

実はマイクパフォーマンスもPOP作りもここのスーパーの“社長が自ら”行っているのです。

 

なぜ、こんなに熱血全力投球ができるのか?というと野菜は社長が直接畑に行き、生産者と目を合わせて買い付けをし、実際に食べているからなのです。

 

生産者の方からも、商品に命を吹き込んでくれる方と社長のことをお話しされていたのが印象的なシーンでした。

 

 

インタビュー時、店内放送時、とにかく笑顔の社長が楽しそうに見えました。裏には、すべて自分でこなし、マーケティング、ブランディングを進めて行く社長がいました。

 

 

ちなみにこの5000人の町でこのスーパーの年商は“8億円”でした。